キタミナ

当面は日本に帰らないでなんとかやろう。

帰国 母国の素晴らしさを改めて知る

我が母国日本に帰ってきた。

 

 

正直なところ夏の暑さはフィリピンに引けをとらない。この気温と湿度の高さ。

 

 

 

 

そして改めて感じるのが生活基盤の高さである。

 

 

 

まず交通について。

 

我が地元の茨城の片隅の田舎町でも道路はすばらしく綺麗であり、歩行者優先という素晴らしい規則。それに従う人のなんと多いことか。感激である。フィリピンにいる間は昼食を食べるために下宿先と飯店を往復するだけで最低2回は命の危険を感じたものだだった。無論、信号機が壊れているということも滅多にない。

 

 

 

そして食事について。

 

私の友人のミライ君には”その国の人たちにとってはその国の料理が一番おいしいものだ”という暴論で片付けられてしまったが断じてそんなことはない。イタリアのピザ、メキシコのタコス、アメリカのハンバーガーがなぜこれほど全世界で食べられているのかと言えば単純にそれが美味しいからである。寿司やラーメン、天麩羅や蕎麦、うどんやうどん等、数え上げたらキリがない。そもそもチェーン店であれほど美味しいうどんが安価で食べれるのはどういうことか。丸亀製麺には恐ろしさすら感じる。

 

 

 

果物や野菜の質も断然高い。

久しぶりに母の使いで近所のスーパーにいったが、なんと色の綺麗なことか。

 

特に肉類の色の美しさには圧倒され、肉を買う予定もないのに陳列棚の前でまじまじと肉を凝視しているところを店で働いている母の友人に見られ恥ずかしい思いをした。このまま帰ってはなんとなくバツが悪いのでステーキ肉を買って帰り母にネチネチと怒られた。

 

 

 

 

家に帰ってから縁日で本を読んでいると、居間の網戸にどうも様子のおかしい蜻蛉がとまっていた。

 

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この蜻蛉はまったく動こうとしない。

指で触れても、団扇で風を当てても、まったく動こうとしない。

 

 

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蜻蛉も夏の暑さにやられたのだろうか。

まぁこんな暑さの中、飛び回っていては疲れるのだろう。

少し休ませてやることにした。

 

 

 

昔の好奇心満載で小学校時は虫博士の称号をほしいままにしていた私ならば捕まえて自由研究の題材にして最終的には標本にして飾っただろう。運のよい蜻蛉である。

 

 

 

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少しの無駄もないその姿はさながら戦闘機のようである。

 

 

 

 

 

 

日が落ちて肌寒くなったところで自室に戻る際にちらりと網戸に目をやったら蜻蛉はもういなかった。