オーストラリア ゴールドコーストには無料で筋トレできる公園が結構あった
当初は私の軟弱な体を改善すべくトレーニングジムに通っていたものの、持ってきた資金の底が見えてきてしまったので、泣く泣く解約してきた。
浪人時代に出会った筋トレマニアの浅井君が
「そりゃジムに行った方が効率いいですけど先輩程度の初心者だったら家で腕立て伏せするだけでも十分に効果あるんじゃないっすか?」
と言っていたのを思い出した。
つまり要約すると「工夫次第でどこでも筋トレは可能」ということだろう。そういうことだろう。
そういうことなので、何か良い筋トレスポットはないか探しに街を探索してみた。
他にも暗喩されている気がするが気にしないことにする。
1か月半通ったジム。
街を放浪して、筋トレにふさわしい公園でもないか探してみた。
すると、懸垂台のようなものが置いてある公園を見つけた。
すでに屈強な男がドラゴンフラッグや片手懸垂などの上級トレーニングをガシガシこなしていたので邪魔するのも申し訳ないので遠間から見守っていたが、10分待っても一向に終わらないので仕方なく「ハロー」と声をかけて使わせてもらった。
たぶん辛うじて声は震えていなかっただろう。
話しかけてみるとどうやら彼はブラジル出身の男で、オーストラリア州立の大学に通っているそうだ。
国際科学学部でゲノム科学を専攻しているのだが、そのいずれにも興味を失ってしまい、今はただ学校をエスケープしてはただ筋肉の肥大について独自に研究している屈強な筋トレ男が彼である。
もともと化学が好きだった彼は最近、研究に研究を重ね販売されているプロテインより高品質の自作のプロテインを開発し大学内で販売したのだが効果以前に味についてのクレームが殺到したらしく、なおかつ得た資金はすでに新たなプロテイン研究費用として使ってしまっているので返済にあえいでいるらしい。
そんな彼とのトレーニングは非常に有意義であり、帰りの道中 自転車のハンドルを握るのもやっとなくらい肩から腕にかけて負荷のかかった筋トレが出来た。
彼のほかにも何人か筋トレ男達が筋トレをしに来ていたので、私のようなジムに行くお金もないような独創的かつコミュニケーション能力も筋肉と一緒に鍛えたい人は是非近くのトレーニングパークに足を運んでみてはいかがだろう。
筋肉もさることながら語学力も鍛えられるので強くお勧めしたい。
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