俺氏 初めてオーストラリアで差別的な出来事に遭遇
皆さんは外国人についてはどうお思いですか。
僕はただ「デカいなぁ…」って思ってます。西江(@SNisie1129)です。
えー今回、私が書きましたる記事は、ここオーストラリアで私が初めて受けた差別的な出来事についてです。未だに思春期のようなひどく繊細でナイーブなハートを持つ私ですので、差別的なことを受けたときは非常に焦り、落ち込みましたがここで記事にすることによって少しでも このもやもやとした気持ちを発散できればと思います。
それでは書いていきましょう。
それは晴れた日のことだった(今日)
わたくしは今日はお仕事をお休みさせていただき、愛車のケニーの調子が悪かったので車屋さんに行ってましたの。
そして、暇そうにしていたご主人と他愛のない会話をして(70%は聞き取れておりませんでした)、最終的に「ごめん………ここじゃ直せないな………」とまさかのことを言われて、なくなくケニーを走らせて家まで帰ろうとしていたときでありました。
ヘイ!〇ァッキンアジアン!
突如、路肩の方からこのような下品な言葉が飛んでまいりました。
「ファッ〇ンアジアン!!ヘイ!!」
これまでにも、そのようなFワードなるものを会話の節々に用いておられる紳士淑女の方はいらっしゃいましたが、そのFワードを自分に向けられたことは初めてでありました。焼肉といってスパムを誕生日の夕食に出すような品のある家庭で生まれ育った私には、少々 抵抗のある言葉でございます。
最初は、まさかそのような言葉が私に投げかけられているとは思わず、「なんだなんだ」と思っていたのですが、サイドミラーを確認すると明らかにこちらを指さしながら叫んでいる若者三人が目に入りました。
あれ?めっちゃ弱そう…
私は去年の受験期から筋トレを嗜んでおります。
そしてこちらにきてから、刺青の入ったガチムチ男、女性であっても体格の良い方を見かけることが増え、自己防衛のためにも少しは体を鍛えなければ…と思い、最近では週に3回は筋トレをしております(まぁ貧乏な青年である私はジムには通えず、近所の公園にあるアスレチックコーナーで筋トレ的な運動をしているだけですが…)。
そして、ちょうど昨日、筋トレをしたばかりでもあり、上腕2、3頭筋は普段の私のもやしのようなものからは想像できないほど肥大しており、脳内に溢れるテストステロンは私に謎の自信を与えていました。
私がサイドミラーに移った3人組を見ると、お世辞にも体格が良いとは言えない学生風の青年が3人 こちらに向かって叫んでいました。うち2人は虫メガネのような度の入った眼鏡をしていたので、「あれ…これ喧嘩になっても勝てるんじゃ……」という浅い考えが脳裏をよぎりました。
そして車を路肩に止め、彼等のもとに向かいました。
もしも彼等の中に、ひとりでもラリー・スコットのような屈強な男がいたのならばわき目も触れず、指定速度を超過して帰路についていたことでしょう。
人の見た目って重要ですね。
対峙
いや龍虎では対峙してないが……
彼等のもとへ向かっていたとき、彼等の顔をいま一度よく確認してみると非常に顔が赤く、なにかアルコールを摂取していることが伺えました。
謙虚な姿勢と協調性のある典型的な日本人を自負する私ですが、理不尽なことを言われて黙っていては日本人のカブが下がってしまうと考え、彼等の謝罪を聞くまでは帰らないぞ、という断固たる決意を胸に秘め交渉に向かいました。
そして、まさか彼等もファッキン〇ジアンと罵った相手が車から出てくるとは思ってもいなかったのか、仲間内でうろたえているのが分かりました。
そのうろたえ具合から、「多少 強気に行った方が効果的では……」と考え、開口一番
「テメー今 なんて言った!!??」
と普段は石の下に隠れていそうだよね、と学生時代にクラスメートの女子からハサミムシに揶揄されて罵倒された私からは想像できないような言葉が飛び出していました。
相手が弱そうだと見るなりこの強気。私の人間性が垣間見えますね。
無論 声は若干震えていたのは言うまでもありません。
以外にすぐに謝ってくれた
小生、平和主義の権化ともいっても遜色ないほどの事なかれ主義でございますので、生まれてこの方、喧嘩なんていうのは若かりし頃にモバゲーやツイッターなどのソーシャルメディア上でしかしたことがありません。
そのため
「テメー今なんて言った!!??」
なんて言ったものの、殴り合いのような男らしい喧嘩をする自信はさらさらなく、あっても唾を飛ばし合うくらいの喧嘩しかできそうにありませんでした。事実、私の2本の脚は生まれたての小鹿のように弱弱しく震えていました。
しかし、そのような私の言える最大限にパンチの効いた言葉を聞いてか、3人組はすぐに謝ってくれました。それはもう拍子抜けするほどに。
事情聴衆
とくに大ごとにもならずに済んだものの、このまま帰るのはなんか格好がつかない。もう少しかっこつけたい。なんてこのような世界のアホなことを煮詰めて凝縮したようなことを考え、理由を問うてみることにしました。
すると、3人のうちの一人が住んでいる学生寮に住んでいる中国人のグループが夜な夜なありえないような音を立てて騒ぐものだから鬱憤がたまっていたそうでした。
んーーー………
分かる。すごーくわかる。
この前まで台湾人や中国人、香港人などが住んでいたワーキングホステルに住んでいた私としては非常に共感ができて困りました。まぁ、慣れていないと耐えがたいうるささだよね。私も住んで2週間は朝 これ以上にないくらいに不愉快に目が覚めたし。
しかし、それはそれ、これはこれ!なのである。
見ず知らずのアジア人、それも見る限りに好青年な私のような人に「ファッキ〇アジアン!!!ヘイ!!」なんて言ってはいけないのである。なかでも「ヘイ!」っていう一言が私の虫唾を一気にダッシュさせた。
まとめ
とりあえず「気持ちはわかるが、見ず知らずの人にそんなことは言ってはいけないよ!」と極めてオトナチックに忠告してその場を離れた。3人のうちの一人が日本のアニメ、ゲームが大好きなそうだったので、一応 Facebookは教え合った。
どんな国でも多少の差別はあると思っていたが、このようなことは私の人生でも初めてのことだったので非常に動揺した。しかし、改めて思ったのが、起こっている時や同様している時などの感情的なときって意外にも流暢に話せるような気がした。
そして外国においては語学力がその人の安全や生活水準であったりと、いろいろなことに有用であるが、物理的な危険からは肉体が守っているんだなぁ、と実感した。
海外にいらっしゃる方は語学も大事だが、筋肉についても一向してほしい。
筋肉は貴方に謎の自信を与えます。
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