キタミナ

当面は日本に帰らないでなんとかやろう。

化粧をする女性のなんと美しいことか

 

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愛嬌というのは非常に大事な要素であるのはポートピア連続殺人事件の犯人がヤスであることくらい常識であるが、ここ語学学校にきてからつくづく感じるようになった。

 

 

学校での授業は午前と午後の部に分かれている。

日本人だらけの午後のクラスにスーという可愛らしい韓国人の女性がいらっしゃるのだが、彼女の人気はすごい。

 

 

彼女が片言ではあるが日本語を話せるというのも多少はあるのだろうが、何よりも愛嬌がすごいことに起因すると私は思う。

 

 

 

まず第一に聞き上手である。

コミュニケーション不足で名高い私であっても絶妙なタイミングでの彼女の相槌、そして場を和ませる彼女の微笑みによってノンストップで話ができるほどだ。

 

 

そして次にきちんとメイクをしていることが挙げられる。

 

日本においては社会人一年目の初々しい女子であれどもバッチリと絢爛たる化粧をしてくる女性が多いと思うのだが、なぜか私の通う語学学校においては化粧をまったくせずにスッピンのまま来られる女性が多いのはなんとも悲しいことである。

 

 

こんなことを書くと「貴様 世の女性がメイクに欠ける時間を知っているのか!」と非難をうけそうではあるが、私が断固として言いたいのは当人の素の顔の良しあしに関係なく、すこしでも綺麗に見えるよう努力している女性が美しいということである。

 

 

学校に入学した当初は綺麗にメイクする人をみて「そんなに綺麗に化粧をする時間があるのなら英単語でも覚えたらどうなんだ…」と手に届かない高根の花へ向けて精一杯の皮肉を頭の中でつぶやいていたが、最近ではそんなことなくただ目をハートにして彼女たちに見とれている私だ。

 

 

なにより女の人たちが一生懸命に着飾っているのを見るとなんだか心が温かくなる。

 

 

「年取った人も、見るからに貧乏な人も、少しでも見栄えをよくするために、少しでもいい匂いをさせるために、なるったけの努力を払うわけ。そういう心持ちが じん とくるわけ。」

 

というのは村上春樹が訳した名著「ティファニーで朝食を」の奔放なヒロインであるミス・ゴライトリーのセリフである。

 

 

高校生の時は「そんなのはきれいごとだ!」と断固として受け入れなかったセリフであるが、今なら彼女の発言に100%同意できるのは多分、私も多少は大人になったからであろう。

 

 

 

 

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今朝、ひどい雨だったので少し遅刻して登校しようと思ったのだがケビンというフランス人がどうしてもというので 豪雨の中 自転車で学校に向かった。

学校に近づくにつれてどんどん天候が悪化していくように思えたが、なんとか授業が始まる前に到着したのだが、約束の場所に彼はおらず、久しぶりにキレちまったが大人なのでなんとか堪えた。

 

まったくなんで私が彼の都合に付き合わなければならないのだ!そもそ前日に彼が飲み潰れなければこんなことにはならなかったではないか!と怒り心頭でエレベーターを待っている時に彼女と会い、少しの間の会話を楽しめた。

 

 

ケビンへの怒りケージはたちまち0に収束し、たまには雨に打たれるのも悪くないように感じた。

ちなみに彼は午後になってようやく登校してきた。

 

 

 

 

 
 

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